明けましておめでとうございます

☆新しい年、明けましておめでとうございます。
新年に嬉しい電話がありました!。私たちはもう15年くらい前に保健同人社さんの健康雑誌《暮らしと健康》誌上でおよそ四年ほど、毎月連載をしていました。
初めての連載で、撮影や原稿書きをプロの編集者さんの力を借りて毎号楽しく続けていました。
その時の読者さんからの電話でした。
ページを切り抜いていつか役に立つときのために保存していたとか。
67歳(女性)になり急に身体の衰えを感じ、体操教室に行ってみたり、体操系の本を買い直してやってみたけれど(どーも違う、、)と感じていたらたまたまファイルしてあった暮らしと健康のヨガのページを見つけ、続けてみたら今までとなんか違う?と思ったそうです。
《上手く言えないけどなーんか違う》と彼女は電話口で言いました。
私たちのヨガの本や何か自宅でできるものは今ありますか?、との問い合わせでした。
上手く言えないけど、なーんか違う。
そう、これがインドに長く伝わるヨガの答えです。彼女はちゃんとヨガの本質をとらえていたのです(笑)。

昨年は様々な場所でヨガを紹介しました。
来てくださる多くの方々のうち一人でもいいのでヨガをとりあえず一年続けて欲しい!とどこの場所でも願いながら行って来ました。
でもそれは贅沢な願いで、こうして15年も経ってから続けてみよう‼と思う人もいるんだと分かりました。
もちろんもし15年前なら彼女もまだ52歳。その時からヨガを続けていたら、急激な身体の衰えではなく、緩やかな衰えで過ごすことができていたかも、、しれません。
気持ちは若いときとそう変わらないのに身体が老人になっていくのが普通の老化で、それがまさしく老人なのです。
ヨガの良いところは、ただの体操ではなく哲学だと言うこと。
日々ポーズを繰り返すことで身体の衰えを知り、認め、文句も言わず(笑)ゆっくり老人になっていく、がインドのヨガの心得と言えます。
私たちもヨーギーらしく、そうなりたいな、と常々思ってます。

それと、なんでもネットや動画の時代になったけど、雑誌や文字の力も改めて必要だと感じます。
また電話します、と言って彼女は私のエリアから去りました。去った後、また今年一年ヨガとともに歩こう‼と私は小さな決意をしました。