人間だけが出来る動作と言われる「ねじり」に椅子ヨガで挑戦してみましょう。
椅子でできるねじりのポーズ
①椅子に座ります。足裏を床につけて、膝を閉じます。背筋を伸ばし、顔は自然に正面を見ます。口を閉じて鼻でゆっくり呼吸を繰り返して気持ちを整えます。
②左足先を右太ももの付け根に置き、右手は左膝を軽くさわった状態にします(写真1)
*なるべく左足を深く乗せましょう。
③左腕を体の後ろに回して、無理なくつかまえられる人は左足先をつかまえます(写真2)
*届かない人は着ているシャツをつかんで固定しましょう。
④形が決まったらゆっくり鼻から息を吸って、吐きながら上体を左へ左へと
ねじっていきます。
*この時、自分の背骨を思い浮かべて下から上へと一つひとつの関節を丁寧にねじります。途中で、諦めずに、息を吸って吐いてを繰り返しながらねじります。
⑤首までねじったら、最後に後ろにまわった肩の上に顔をそっと乗せるような気持ちで背骨のすべてをねじることが大切です。
*ここで10~20秒ほど静止します。
⑥戻るときは、⑤→④→③→②とゆっくり戻り、①で深い呼吸をして体と心を休めましょう。
落ち着いたら、再び反対側を同じように行います。
左右が終わったら、床に仰向けになって力を抜いて休みましょう❗
「ねじる」ことは人間だけができる行為と言われています。
たくさんあるポーズの中でもねじるポーズは難易度が高いポーズです。
特にヨガを40代頃の中年になってから始めた人は決して無理をしてはいけません。
何歳からでもできるヨガですが、そこには「無理をしない」という大切な言葉があるからです。
このポーズを行うときも、あなたの真の姿が見えます。
「手を後ろに回してつま先をつかまえて」と号令をかけると、そこだけに気持ちが行き、もう一方の手を使って、何としてでもつま先をつかまえよう!とする人が多くいます。そう、大勢います(笑)
どんなに頑張っても届かないものは届かない! と真に分かるまで多少時間がかかるかも知れません。
苦笑いするか? 思わず声が出るか? 一人で練習しよう、と思うか? ダメだ、とあきらめてヨガを止めるか?
あなたはどれでしょう?
ヨガのポーズは果てしなく種類があります。どのポーズをしても、そこで初めての自分に対面します。