新しい年が始まりました。
ヨガの信条は「気持ち良い日々を過ごす」です。
「気持ち良い」、簡単ですが深い意味があります。身体、心の両方とも気持ち良い毎日とはなかなか難しいことだと気が付きます。
たとえば、お腹の調子が今一つでも、一通の不安を感じるメールが届いただけでも、気持ち良い日とは言えない人もいるでしょう。
身体のことだけを取っても、人生のほとんどをヨガをしている私たち二人が本当に気持ち良いと感じる日は一年に数日です。
寝不足、寝過ぎ、食べ過ぎ、食べなさ過ぎなどや知らないうちに痛むことのある身体、年を取ることの未知の道のりも気持ち良い日とは言い難い例です(笑)
そして、心はもっと複雑です。
ただ、私たちのヨガの経験から、身体も心もわりと早めに答えを出してくれることです。
身体の不調や心の迷いについて、何故? と自分に問いかける訓練をヨガを通じて続けてきたからだと感じます。
他の誰でもない、問いかけるべきは自分自身に、です。
答えは自分の中にある、がヨガの哲学の基本です。
私たちは、今歴史上初めて神様(自然)を越えようとしています。私たちのコントローラーである脳がAIに代わろうとしている途中にあるのです。便利を追求していった結果でもあり、確かに歴史上こんなにも便利になった時代は初めてです。
いったいこの世界はこの先どう変わるのか?
大人の半分はそう感じているのではないでしょうか?
この答えもまた自分の中にある、はずです。
自分の中にある答えを聞き、日々を過ごすことしかありません。
これほどヨガを必要としている時代はないと感じています。
哲学は世界中にありました。宗教も様々ありました。でも、身体を動かす様々なポーズがあり、身体にこそ哲学がある事を言うのはヨガだけです。
身体の各所を知ることは自分を知ることの入り口だとヨガでは言います。
この複雑で答えをすぐに外から聞きたい時代にこそ、一生かけて自分自身の中の答えを聞くヨガに取り組んでみてください。
私たちもいつも途上です。
全身を動かすポーズに取り組みながら、答えを聞くことに今年も専念したいと思っています。
今年もどうぞ宜しくお付き合いくださいね。